暖かな季節となり、満開の桜が美しく彩る今日この頃です。
イタリアの櫻便りも待ち遠しくなって来ました。
日伊櫻の会では、国立市と連携しながら、ルッカ市と国立市との友好都市締結の機運を盛り上げるべく、ルッカを知る研究会を昨年度より継続的に開催していますが、
今年に入って2回の研究会を実施いたしました。
まず、1月28日には、第3回ルッカを知る研究会「ルッカが生んだ偉大なる「オペラ」の王 作曲家プッチーニ」をくにたち市民芸術小ホールにて、開催しました。
国立音楽大学教授で、声楽家であられる下原千恵子先生監修の元、ルッカ生誕の作曲家・プッチーニのマダムバタフライ (蝶々夫人)の演目を、解説を交えながら、国立にゆかりある一流音楽家の皆様の多大なるご協力によって実施いたしました。
当日は国立市長もお見えになられ、ホール満員のお客様によって、盛会に幕を閉じることが出来ました。
ルッカは、プッチーニや、ボッケリーニなど、世界的な音楽学が多く生まれた場所でもあります。
蝶々夫人役:相樂和子氏
スズキ役:中村春美氏
ピンカートン役:鹿内芳仁氏
また、3月25日には、第4回ルッカを知る研究会「巡礼の地・ルッカ(美術作品から知る中世ヨーロッパ文化)」を開催いたしました。
西洋美術史家で、ルッカを長年研究されてこられたSABA彩子氏を講師にお迎えし、第一部ではルッカの街の歴史を、そして第二部では「ヴォルト・サント(聖顔)」と呼ばれる木彫りの十字架磔刑像を含むさまざまな美術作品を通じて、巡礼の聖地であった中世時代ルッカについてご紹介いただきました。
定員を上回る多くの方々にご来場いただき、ルッカ市への関心の高さが伺える研究会となりました。
また当日は、国立市がこれまでのルッカを知る研究会の経緯を、写真パネルで紹介くださいました。この展示では、ルッカに寄贈された櫻の写真も展示しました。
手前左より:SABA彩子先生、西村副会長、渡部会長、西村副会長夫人
後方左より:沢辺運営委員長、齋藤主任(国立市政策経営課)、黒澤課長(国立市政策経営課)
今後とも、日伊櫻の会では、国立市と一緒に、ルッカと国立との音楽を通じた交流の展開など、文化芸術の交流を軸に、継続的な研究会の展開を考えて参りたいと思います。