日伊国交樹立150年を記念してローマで今年4月にて開催したVIVID MEISEN展。
日本の大衆絹織物、銘仙をはじめて海外で大々的に紹介した展覧会でした。
現在、銘仙の産地、足利の市立美術館にて、凱旋展が行われています。
ローマ同様、EVEコミュニケーションズグループで企画運営の協力を行っています。
銘仙は、大正から昭和前半期に大流行した絣着物で、斬新なデザイン、鮮やかな色、しかも庶民の手の届く値段で圧倒的な人気を博しました。
休日におしゃれをして街を闊歩する「職業婦人」―銘仙は、当時の自立を夢見る女性のファッションであり、「大正ロマン」「昭和モダン」を表現する重要なアイテムでもありました。
今、再び銘仙が海外からも注目されています。それは、高級でなく大衆着、伝統でなく近代織物、繊細でなく大胆デザイン……など、数えきれない銘仙の魅力が多くの人に知られてきたということです。
そして銘仙は、その鮮やかな色彩と斬新なデザインで、半世紀以上経った今日でも、私たちを魅了し続けています。
和と洋の美が織り交ぜられたモダンきもの”銘仙”の煌めきを、美しき古都足利にて、身体中でご堪能ください!
VIVID 銘仙 ー煌めきのモダンきものー
足利市立美術館 2016年10月22日(土)~12月25日(日)
自由曲線による構成模様銘仙着物 昭和10年頃 桐生織塾
展覧会情報
「 VIVID MEISEN – 煌めきのモダン着物 – 」
会期|2016年10月22日(土)から12月25(日)
開館時間|10:00 – 18:00(入館は17:30まで)
休館日|月曜日 ※11月21日(月)は開館 ※11月4日(金)11月24日(木)は休館
観覧料| 一般700(560)円/高校・大学生500(400)円/中学生以下無料 ( )内は20名以上の団体料金
主催|足利市立美術館
後援|伊勢崎市、秩父市
協力|(一財)足利織物会館、足利商工会議所、足利まちなか遊学館、いせさき明治館、いせさき銘仙の会、桐生織塾(和田良子・武藤和夫コレクション)、栃木県産業技術支援センター繊維技術支援センター、東京文化財研究所、木村和恵、橋本晴男、(公財)足利市みどりと文化・スポーツ財団、東武鉄道(株)
企画協力|E・V・Eコミュニケーションズグループ株式会社
足利市立美術館 Ashikaga Museum of Art
〒326-0814 栃木県足利市通2丁目14-7
Tel.0284-43-3131
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こちらの展覧会にあわせて、カタログが青幻舎さんより出版されました!
色鮮やかな色彩で、銘仙のVIVIDさが、鮮明に表現されています。こちらも是非、チェックしてください!
http://www.seigensha.com/books/978-4-86152-579-7