甘楽町〜さくら祭り〜レポート

去る4月13日、日伊櫻の会がご縁を頂いている群馬県甘楽町で、さくら祭りが開催され、私たちも参加して参りました。

この町の名前、何と読むか皆さんご存知ですか?
甘楽、とかいて”かんら”と読みます。甘く、楽しい、なんて素敵な名前の町でしょう!

この甘楽町、実は大変歴史が古い場所でして、織田信長の次男・信雄が甘楽の地に移ってきたことを機に、以後8代152年にわたって織田氏・小幡藩の統治が続いた土地なんです。
なので、国名勝にも指定されている「楽山園」や、小幡藩統治時代の趣を残す「武家屋敷」など、素晴らしい遺構が数多く残されています。

こうした豊かな土地の歴史を振り返り、そして愛し、郷土愛を育む催しが甘楽町の”さくら祭り”です。
町のシンボルである桜が豊かに咲くこの季節、一日だけ、小幡藩の武者行列が時代を超えて復活し、楽山園を出発して町中を練り歩くのです。
武家屋敷や、立派な養蚕農家郡といった、古い町並みを残す甘楽町を、武者行列が闊歩すれば、さながら、時はタイムスリップしたかのよう。

多くの方々がこの祭りを見物しに、県内外から訪れます。

 

そして武者行列が街中を過ぎ去った後は、小幡八幡宮において、織田郡総大将が甘楽町の更なる発展を願って祈願文を述べて、玉串奉奠。

古き良き歴史を現代にきちんと繋いでいる甘楽町。同時に、そうした素晴らしい歴史を大事にしながら、常に新しい変革を、他の町を先導するかたちで取り組んで来た姿が、この街の最大の魅力なのではないでしょうか。
昨年、イタリアチェルタルド市と甘楽町との姉妹都市提携は、30周年を迎え、本会はその30周年を記念する形で桜を寄贈したことから、甘楽町とご縁を頂きました。

甘楽町の道の駅では、ここでしか手に入れられない チェルタルドから輸入されたワインが並んでいます。http://www.town.kanra.gunma.jp/s-busan/busan/news/06.html
更に、この道の駅、先月3月にリニューアルオープンされて、チェルタルド市産のタイルで作られたピザ釜でやかれたピザが楽しめるようになっていました!歴史豊かなこの甘楽町で、遠いイタリアの風を感じることができるのです。

 

甘楽町には、訪れるたびに、いつも新しい発見がある町です。
こんな”甘く、楽しい”町とのご縁を頂けて、大変嬉しく思っています。是非皆さん、休日に甘楽町にふらっとドライブなどいかがでしょうか?

お忙しい中にも関わらず、さくら祭りを丁寧にご案内くださった森平さん(甘楽町役所)、本当にありがとうございました!